特許協力条約(PCT)に基づく国際出願の主な特徴とメリット

特許協力条約(PCT: Patent Cooperation Treaty)に基づく国際出願とは、ひとつの出願願書を条約に従って提出することによって、PCT加盟国であるすべての国に同時に出願したことと同じ効果を与える出願制度です。2018年11月現在、152カ国がPCTに加盟しています。PCTの主な特徴とメリットを紹介します。

PCTの特徴とメリット

1つの出願ですべての加盟国でも出願日を確保

PCTでは国際的に統一された出願書類を加盟国である自国の特許庁に対して1通だけ提出すれば、すべての加盟国に対して国内出願をしたことと同じ扱いを受けること(出願日の確保)ができます。

簡素な出願・手続

PCTに関するほとんどの手続きは、自国の言語で自国の特許庁に対して提出でき、その効果はすべての加盟国に及びます。なお、最終的に取得したい国で特許が認められるかは、各国特許庁の審査に委ねられます。

特許性判断のための調査結果の早期取得

国際出願は、その発明に関する先行技術の有無等が調査されます(国際調査)。この調査結果は、各国で審査を受けるための手続(国内移行)を進めるか判断する際に、自分の発明の評価をする有効な材料として利用できます。

優先日から30か月の猶予期間

国内移行のためには、各国言語による翻訳文の提出や手数料の支払いが必要となります。この国内移行は優先日から原則30か月以内に行えばよく、その間に市場動向の変化や技術の見極めなどによって、各国への国内移行の要否をじっくり検討することができます。

PCT国際出願を行う際の注意点

PCT国際出願は、出願手続きに関する国際制度であることから、最終的に各国で特許権を取得するためには、その国の特許庁での判断(実体審査)を受ける必要があります。

費用補助・手数料減額などの支援制度

特許庁・INPITでは、中小企業を対象にPCTに関する費用補助・手数料の減額制度など、様々な支援を実施しています。国際出願をする際には、こうした支援策の活用も検討してみましょう。

中小企業等向けの支援策については、特許庁HPをご参照ください。

海外展開知財支援窓口(INPIT)

外国出願に要する費用の半額を補助します

国際出願に係る手数料の軽減措置の申請手続について(2019年3月31日以前に国際出願をする場合)

国際出願に係る手数料の軽減措置の申請手続について(2019年4月1日以降に国際出願をする場合)

国際出願促進交付金の交付申請手続について

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