知財使用料の黒字が30%増加(財務省)

財務省が発表した平成30年上半期の国際収支統計によると、1〜6月の知的財産権等使用料収支の黒字額は、前年同期比30.0%増の1兆5,034億円となり、上半期としては過去最高を記録しました。

知的財産権等使用料は、特許権や著作権の使用料について、日本側が海外から受け取った金額から海外に支払った金額を差し引いたものです。知的財産権等使用料の増加の背景には、製造業の海外移転の加速があります。国内メーカーが海外に進出したり、他社を買収したりして子会社を設けると、子会社は親会社の特許などを使って商品をつくるため、親会社に使用料を支払う必要があります。特に自動車関連は、親会社と子会社間のやり取りが多いとされます。

日本の知財収入の約70%は、この親会社・子会社間の取引が占めています。知財強国と評価されるようになるには、系列関係にない企業からの知財使用料収入がもう少し増える必要があるように思われます。

国別でみた知財使用料収支では、米国は前年同期比19.9%増の2,644億円の黒字。中国は同15.5%増の1,534億円の黒字でした。

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